バロウイング アウル エステート ワイナリー

バロウイングアウルは、ブリティッシュコロンビア州オカナガン南部にある家族経営のエステートワイナリー。”寒い国“カナダのイメージからは想像が難しいかもしれませんが、メキシコから伸びるソノラ砂漠の最北端にあたり、カナダで唯一の”砂漠地帯”という、最もユニークなエリアに位置しています。オソユース湖の北岸近くにある砂質の高台の南西斜面は、この地方で最も評価されているブドウ栽培エリアの一つで、カナダ屈指のワイン産地として知られます。
バロウイングアウルの創業者ジム・ワイス氏は、1993年にワイン用ブドウの栽培農家として開業。世界最高レベルのワインに負けないクオリティの、高品質のブドウの樹を厳選して植樹しました。当初は栽培のみで、ワイナリー(醸造所)を造ることは考えていなかったというジム氏ですが、ブドウ農家としてこの地域のワイン造りのポテンシャルの高さを肌で感じるとともに、自分の畑のブドウから造られたワインが次々と世間の注目を浴びて行くことに喜びを感じ、ついには自らのワイナリーを建設することを決心しました。1997年ライセンスを取得し、翌年の1998年からワイナリーの建設開始。現在は絶景を見渡すことのできるレストランとゲストハウスも併設され、オカナガンを訪れる多くのワイン愛好家を楽しませています。
カナダで最もユニークな自然環境とバロウイングアウルのワイン造り
バロウイングアウルの属する砂漠地帯は、非常に変化に富んだ環境。イメージに反して繊細な生態系を有することから、環境に敏感なバロイングアウルのチームにとっては、常にチャレンジの連続です。バロウイングアウルの畑は“総合的害虫管理”(IPM:Integrated Pest Management)と呼ばれる方法を実践し、農薬を散布することなく害虫対策をしています。例えば、100以上の鳥の巣箱と2つのコウモリの巣を設置し、鳥やコウモリによって害虫を駆除。マキバドリが春先に地面につくる巣は、農作業中に人の足や機械で踏みつけてしまわないよう細心の注意を払っています。へビが現れたら、そっと捕まえて別の場所に移動してもらっています。収穫期のブドウを食べてしまう熊や鹿などの大型動物は、彼らを傷つけないように十分配慮しつつ、柵や網などを施して果実を守っています。 バロウイングアウルは、畑の中心にあるという優位性を活かしつつ、最新鋭の技術を取り入れた醸造設備、そして伝統的なワイン造りの手法を採用して高品質なワインを造っています。完熟したブドウはポンプなどの人工的な力を極力加えず、重力を利用した設備でそっと移動させることで、本来の風味を損なわないよう丁寧に取り扱っています。地下のセラーは十分なスペースを確保しており、長期間の樽熟成も可能です。
創業者ジム・ワイス氏について
バロイングアウルの創業者ジムは、不動産業界出身のビジネスマン。ブリティッシュコロンビア州南部やウィスラー、米国オクラホマシティやデンバーといった市街地の建物を、コンドミニアムに再開発する事業に25年間携わっていました。1993年、オリバー南部で売りに出されていた手頃なブドウ畑に目を留めたことがきっかけで、結果的にここがバロウイングアウルの最初の100エーカーの畑となりました。創業当初はブドウ栽培やワイン造りについての経験や知識が乏しかったため、専門家を雇いビジネスをスタートさせました。 現在ジムはセミリタイアしており、息子のクリスにほとんどのビジネスを任せていますが、今でも創業者として妻のミッジと共にワイナリーの運営に携わっています。余暇には趣味のホッケーとジャズピアノを楽しんでいます。3人の子供たちは皆ワイン業界に従事していますが、更に4人の孫たちも将来3代目としてワインビジネスを受け継いでくれたらいいなと願っています。

ワインメーカー | N/A |
---|---|
生産国 | カナダ |
州 | ブリティッシュ・コロンビア州 |
産地 | オカナガン渓谷 |
商品一覧
Calliope Wines - Viognier 2018
★★ グルメサイト『ippin』で“地元でも売り切れる人気ワイン”として紹介されました! ★★
「カライオペ」は、バロウイング・アウルのカジュアルなラインアップ。ヴィオニエは、ピーチやレッドプラムなどの果実味と、キャラメル、ヴァニラ、レモン、ハーブ等のニュアンスがバランスよくあいまう、芳醇な味わいです
Calliope Wines - Gewurztraminer 2019
ライチやパッションフルーツなどの果実や、ジャスミン・バラなどの華やかなアロマに、ドライで爽やかな味わい。そのまま飲んでも、辛い料理とも好相性!
Calliope Wines - Figure 8 Red 2018
レッドプラムやレッドカラント、レッドチェリーの生き生きとした果実味に、ドライセージとタイムのニュアンスと爽やかな酸味があいまう、フレッシュでジューシーなミディアムボディのブレンド赤ワイン。
Burrowing Owl Estate Winery - Chardonnay 2018
オカナガンならではの熟した果実の芳醇な味わいでありつつ、適度な酸味を有する、力強いフルボディのシャルドネ。
Burrowing Owl Estate Winery - Merlot 2018
メルローは、オカナガン・ヴァレーの中で年々傑出した品種となっており、中でもバロウイング・アウルでその傾向が顕著です。2018年も素晴らしい出来となったメルローをぜひご堪能ください!
Burrowing Owl Estate Winery - Syrah 2018
ドライでフルボディ、芳醇な味わいのシラー。ブラックフルーツやブラックペッパーの味わいに、ダークチョコレートやハーブの風味があいまう。タンニンは熟してまろやか。余韻は長く、長期熟成にも向く1本。
Burrowing Owl Estate Winery - Cabernet Franc 2018
カシスやプラム、ブルーベリーの果実を中心に、ドライフラワーやスミレ、クローブ、ダークチョコレートなどのニュアンスが加わった、芳醇かつフレッシュでピュアな味わいのカベルネフラン。
Burrowing Owl Estate Winery - Cabernet Sauvignon 2018
バロウイング・アウルの人気アイテムの一つ、カベルネソーヴィニヨン。濃厚な味わいと熟したタンニン、きれいな酸のバランスが秀逸
Burrowing Owl Estate Winery - Meritage 2017
バロウイングアウルのボルドー品種の赤ワインブレンド。カベルネソーヴィニョン59%, メルロー20%, カベルネフラン18%, プティヴェルド3%。濃厚で複雑な香りに、力強いフレーバーの詰まったフルボディの赤。長期熟成にも向く1本。