ペインテッド ロック レッド アイコン 2014

ティスティング・ノート

ペインテッド・ロックの代表作である、ボルドー風ブレンド。
2014年は、メルロ33%, カベルネフラン21%, マルベック19%, プティヴェルド16%, カベルネソーヴィニヨン11%のブレンド。フレンチオーク樽で18か月熟成（新樽率30％）。

ブラックベリー、ダークプラム、カシス、スウィートスパイスの芳醇なアロマ。 ブラックフルーツの濃厚でジューシーな味わいを中心に、コショウやベーキングスパイス、バニラ、チョコレートが層になって口内に広がる。タンニンはベルベットのようになめらか。しっかりした酸を有し、長期熟成によってさらなる向上が期待できる。

ジョン・シュレイナー氏 - 94 pts
前ヴィンテージ同様、フレンチオーク樽で18か月間熟成（新樽30%）。しなやかで洗練されたテクスチャー。タンニンは熟しており、余韻まで長く持続。ブラックチェリー、ブラックカラント、スパイス、バニラのアロマが立ち昇る。 ブラックチェリーやカシスに、ブラックベリー、モカ、タバコ、バニラ、スパイスのニュアンスがあいまう混ざり合った芳醇な味わい。 今すぐ飲むならデキャンタージュがおすすめ。10年から15年ほど熟成させることで更なる向上が期待できる。

アンソニー・ギズモンディ氏 - 92 pts
過去最高のレッド・アイコン。タンニンはポムロールに似ているが、オカナガン・ヴァレー産ならではの爆発的な旨味に、ブラックベリーやボーイズンベリーの果実味、セージブッシュのニュアンスがミッドバレットに現れ、イタリアのボルゲリやアルゼンチンのウコ・ヴァレーを連想させる華麗さがある。他の新世界メルロー・ブレンドにはない魅力が、飲む人を惹きつける。 ほとんどの人は現時点でも複雑さに欠けるとは感じないだろうが、10年ほど熟成させることで、さらに複雑な味わいへと向上することが期待できる。

アペラシオン

BC VQA オカナガン ヴァレー

ヴィンテージ・ノート

2014年は高めの気温が恒常的に続いたため、バランスが良くしっかり熟した果実が得られた、非常に素晴らしいヴィンテージとなった。9月には気温が下がったため糖度の上昇がスローダウンし、味わいとタンニンがしっかり熟しつつ、爽やかな酸味はキープ。典型的なオカナガンの良年といえる年で、ペインテッドロックにとっては史上最高のヴィンテージとなった。多くの批評家が2014年の赤ワインが極上の品となるポテンシャルを有するとコメントしている。

醸造

メルロ33%, カベルネフラン21%, マルベック19%, プティヴェルド16%, カベルネソーヴィニヨン11%のブレンド。フレンチオーク樽で18か月熟成（新樽率30％）

テクニカルデータ

• 瓶詰日: 2016年5月30日
• 残糖度: 2.3 g/L
• アルコール: 14.3%